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ぼんやり日記

ぼんやりまったり適当に今夜の献立から簡単レシピ、気になった事、好きな事を好きなように。

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再発の危険は…

私の父は食道癌の告知を受けて、手術をして4年目。
毎年2回、術後の再発検査を受けています。

今日は採決とCTだけとは言え、本人は「今日は楽な方なんだけど…」と、あまり行きたがりません。
結果として、毎度母か私が付き添いで行きますが、やっと先生から「再発の危険は低くなった」と言って貰えました。

とは言え、次の検査は2泊3日の入院検査。むりくり予約をとられ、凹んでしまいました。
家族としては「肺に消えない影」を見ているので、一度ちゃんと検査をしてもらった方が良いと思うのですが、何分父は特殊な血管の持ち主で……。

採血でさえ、手の甲を使います。
血管がもろく、点滴がすぐにダメになってしまい、液が皮膚の下にダダ漏れ。
怖いくらい腫れてます。本人もそうとう痛いそうです。

今日も、何やら「俺は藁人形じゃねーんだ! 痛いって言ってるのにっ」 とご立腹で検査室から出てきた父の腕と手首と手の甲の三か所にガーゼが……。



最初、なんか変だなーと思って検査に行った病院では、採血で抜いた血がすぐに凝固してしまって、検査ができない、もう一度採血に来てくださいと言われ、面倒くさくなって、私がかかっている近所のクリニックへ行きなおし、検査をしてもらった。その検査結果について、私と母(良くお世話になっている)がすぐに呼ばれ、「これ、絶対間違いなく十中八九食道がんだから」と言って、その場で都立の駒込病院に先生が電話してすぐに予約してくれました。

このスピード感が良かったのでしょう。
術後、担当の先生から「いやー、まさに皮一枚、実際は皮一枚もないんだけど、リンパに届く寸前で、予想以上に危険でした」と告げられ、卒倒しそうになった。

その後の入院がまた大変で、原因不明の高熱が出たと思ったら、肺炎にかかったり、なんか様子がおかしいからと、病室のベットの上で麻酔もなく背中から肺に穴あけられて管通されて、死ぬほど痛がったりで、当初の3倍ほど入院が長引いて、まさに「入院はイヤ」状態。

今日も先生に「検査入院の説得してくれ」と言われ、渋々ながら予約をとりつけました。
五年後の生存率は極めて低い、と宣告されていただけに、今日の「再発の危険は低くなった」と言う言葉は本当にうれしかった。

手術前68キロだった父の体重は今48キロ。
ちょっと羨ましい数字ですが、本人は太れないと悩んでいます。それでも入院中は44キロまで減って、本気で「これが骨と皮……って言うのか?」と思ったくらいです。

定年前の58で病気が分かり、それでも最後まで勤め上げた父ですから、まだまだ元気でいてほしい。
それが家族の願いです。
出来れば、早期発見、早期治療で、あんな辛い思いはしてもらいたくありません。

発見から4年目、やっと一区切りついたと言うか、普通にみんなが抱えている「癌にかかるリスク」のラインに戻れたような気がします。



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