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ぼんやり日記

ぼんやりまったり適当に今夜の献立から簡単レシピ、気になった事、好きな事を好きなように。

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近況……?

2月1日
従姉妹、危篤の知らせを聞く。

同日永眠。

享年50歳。

しかし、49歳になった覚えもないのに50歳!?

と言う、変な所に驚いた。


そうか、数え年で0歳が無いと一気に2歳も上がるのか。

少しでも長く生きた、と言う事にするためだろうか。

事実48歳は、若すぎる。


小さい頃は近所に住んでいた事もあって良く遊んでもらった。

明るくて楽しくて、さっぱりした性格の良きお姉さん。

そんな彼女の命を奪ったのは卵巣がんだった。


納棺の儀に立ち会わせて頂いた。

死出の旅じたくをお手伝いさせて頂き、漸く現実だと分かった。

ああ、もう死んじゃったんだ……。

棺桶に納めて、棺の蓋が閉められて、初めて実感が湧いた。

涙が溢れた。


それまでは、寝ているだけにしか見えていなかった。

「うっるさいなー寝てらんないだろー」って

起きてくる気がしてました。




2月5日

荼毘にふされ、人の器を天に返し、

漸く病の苦しみから解かれたのだと思えました。

手を合わせても、出てくる言葉は

ありがとう。

ただそれだけでした。


沢山の方がお別れに来ていました。

沢山の方が泣いていました。


従姉妹の父で、私の叔父は認知症です。

娘の死も分からない物と誰もが思っていました。

けれど、そんな事はありませんでした。


葬儀場に響き渡る大号泣が何時までも続きます。

娘の名前を呼んで、棺を見たくないと叫ぶんです。

叔父は大粒の涙をボロボロ流し、悲痛な叫びを上げながら棺から目をそらすんです。

叔父の号泣に貰い泣きです。





あまりにも早すぎる死は、

今も悲しみがじわじわと

湧いて来るようで、従姉妹の声が聞こえるようです。





2月6日

父の肺癌が骨に転移しているらしい事が判明。

もう、煮るなり焼くなり好きにしてくれって気分。

とは言え、幸いにして初期も初期。

医者も「良く見つけたなー」と驚くレベルでの発見だったので、

治りますし、治しますよ、と心強い診断を得ました。

ただし、今まで通り普通に生活して下さい。

悲観して免疫下がるのが一番危険なので、と釘を刺される。

御尤もな忠告に、もはや三度目の癌宣告に悲観してる場合じゃない事も

学んでいるので、治療はお任せするとして深く考えない事にした。

そんなこんなで、

母の誕生日を本人も含めすっかり忘れた家族でした。



2月7日


窓の外が騒がしい。

カーテンを開けると、

消防車が眼の前に停まっていた。

赤色灯のオンパレード。

驚いて窓を開けると臭い。

火事だ。

しかも超近い。


部屋着のまま野次馬。

何処何処??


御近所中が顔を合わせ、

ほらほら! あそこ! と指を指す。

「うわ! マジ燃えてるじゃん!!」

二階の窓の向こう、家の中が燃えているのが見えた。

幸い家主は留守の様だった。

近所の人が通報したらしい。

物凄くきな臭い。

風もなく、炎は家の中。

不謹慎だが安心した。

その位の距離感だ。



この辺りは火事が多い。


怖い事です。


そして、今、私は

何事もない平凡な週末を切に望んでいます。



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